組織再生スキャフォールド

組織再生スキャフォールド

壊疽や難治性皮膚潰瘍に対する従来の治療法では、デブリードマンの後に有茎皮弁や遊離皮弁を用いて傷口を塞ぎます。しかし、この方法では本来の組織の再建が難しく、瘢痕や組織欠損が残り、再生には至りません。

私たちは、移植や縫合を必要とせず、ただ置くだけで組織に生着し、QOL(生活の質)を考慮した自然な創傷治癒を促す足場材料の開発を目指しています。特に局所の血流回復に焦点を当て、血管性ニッチの再構築を成功させることで、形成外科、歯科口腔外科、皮膚科領域での臨床応用を検討しています。

発生学的見地から、3Dバイオプリンターを用いて足場材料に細胞標的化ペプチドを表出させるバイオインクを作成し、目的組織特異的な血管構築の設計を試みています。これにより、層別組織再生が自然に進み、肥厚性瘢痕やケロイドを生じない創傷治癒(scarless wound healing)が可能となります。

実際に、滋賀医科大学附属病院再生医療室のcell processing center(CPC)やCPCの環境がある施設で足場を作成し、臨床治験を行うことを目指しています。

糖尿病幹細胞の発見及び研究

糖尿病幹細胞の発見及び研究

造血幹細胞分画に、糖尿病と合併症を発症させ、血糖値を正常化させても消失せず、難治性の性質を作り出す異常細胞を見いだしました。

糖尿病及び糖尿病合併症の完全寛解

糖尿病が造血幹細胞異常による疾患であることを発見し、「糖尿病幹細胞」を分離・消去することで糖尿病を完治させる方法を開発。

細胞標的化技術(バイオジップコード)

細胞標的化技術(バイオジップコード)の研究開発

現在の分子標的薬時代の次の世代を担う新しい薬物送達の手法として、よりターゲットを選べる細胞標的薬の開発をめざしています。

副作用のない糖尿病完治薬の開発

バイオジップコードを活用した、一切副作用が起きない、全く新しい糖尿病及び糖尿病合併症を完治させる薬を開発します。

副作用のないがん治療薬の開発

バイオジップコードを活用した細胞標的化技術により、副作用のない抗がん剤を開発します。患者さんの負担を最小限に抑えた治療を提供します。

組織再生スキャフォールド

組織の移植や縫合を必要とせず、置くだけで組織に生着し、QOLに配慮したより自然な創傷治癒を促す足場材料の開発をめざしています。

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