副作用のない糖尿病完治薬の開発

副作用のない糖尿病完治薬の開発

薬物を特定の目的細胞にのみ届ける新しい輸送システム「バイオジップコード」の応用を行い、糖尿病の原因とされる「糖尿病幹細胞」にだけ直接作用する薬の開発を行います。

糖尿病幹細胞の発見及び研究については、こちらのページをご参照ください。

分子標的と細胞標的の違い

薬を必要な部分にだけ届ける技術

インスリンとHDAC阻害剤の併用が、糖尿病及び糖尿病合併症の寛解に有効である可能性があることは分かりました。しかし、HDAC阻害剤(ジビノスタット)単独投与は一部のマウスに有害であったことや多少の副作用がある薬として知られています、よって治療法の安全性についてはさらなる研究が必要です。

そこで、このバイオジップコード技術を応用し、薬剤を分子的に作用するのではなく、臓器や細胞を選択的に作用させることを実現させます。

HDAC阻害剤(ジビノスタット)

糖尿病幹細胞の発見及び研究

糖尿病幹細胞の発見及び研究

造血幹細胞分画に、糖尿病と合併症を発症させ、血糖値を正常化させても消失せず、難治性の性質を作り出す異常細胞を見いだしました。

糖尿病及び糖尿病合併症の完全寛解

糖尿病が造血幹細胞異常による疾患であることを発見し、「糖尿病幹細胞」を分離・消去することで糖尿病を完治させる方法を開発。

細胞標的化技術(バイオジップコード)

細胞標的化技術(バイオジップコード)の研究開発

現在の分子標的薬時代の次の世代を担う新しい薬物送達の手法として、よりターゲットを選べる細胞標的薬の開発をめざしています。

副作用のない糖尿病完治薬の開発

バイオジップコードを活用した、一切副作用が起きない、全く新しい糖尿病及び糖尿病合併症を完治させる薬を開発します。

副作用のないがん治療薬の開発

バイオジップコードを活用した細胞標的化技術により、副作用のない抗がん剤を開発します。患者さんの負担を最小限に抑えた治療を提供します。

組織再生スキャフォールド

組織の移植や縫合を必要とせず、置くだけで組織に生着し、QOLに配慮したより自然な創傷治癒を促す足場材料の開発をめざしています。

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